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被災住宅修復のプロセス9 − セメントミルク加圧注入による建起こし

2005/06/28 22:34
中越の被災地小千谷市で、最新技術を用いたRC高床式住宅の建起しが始まります。
基礎ベース、1階部分の車庫の土間部分も一体のまま、薬液の加圧注入によって、ゆっくりと建物を起こして行きます。
七つ道具の「てこ」も「ころ」も使わない、進化した曳家さんの技術です。

今回の住宅は、斜面上に建っており、最大沈下量が20cmあります。
基礎には大きな亀裂がいくつか走っていますが、これも建起こし&レベル修正後に修復します。
新潟に1社しかないという特殊技術を持つ専門会社に修復していただき、強度の問題もクリアします。

大工さんの最終仕上げ工事を加えても、費用は新築の1/3以下で抑えられる見込みです。今回のの建ておこしに使われる技術は、福岡・玄界島でも応用可能です。

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*編集部より
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山古志村の状況2

2005/06/22 00:15
山古志村の養鯉場(ハウス)の修復の調査のため、許可証をいただいて、旧山古志村(今は長岡市に編入)に入って来ました。
山肌の多くは赤茶けた姿をさらしたままで、棚田にも耕作のあとはなく、荒涼とした雰囲気でした。

養鯉場と棚田

それでも春から秋は鯉の最も生育が著しい時期とあって、底の抜けた養鯉池の修復が寸暇を惜しんで行われていました。 池に張る水を出すための井戸の掘削もあちこちで行われており、家の後片付けよりも生業の再開がまず優先されているようです。
村内の家々のほとんどが養鯉の池を持つ、まさに生活と産業が一体となった地区にあって、家はまだまだ先送りという感じさえしました。

復興は、あせらず、あわてず、あきらめず。
人の心があたたかい山古志より。

新潟事務局

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*編集部より
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 なおこの記事は、6月8日に新潟事務局が山古志村を訪れた際の状況を報告したものです。
編集部の都合で掲載が遅れました。

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山古志村の状況

2005/06/21 23:59
震災8ヶ月を目の前に、ようやく一時帰村を許された山古志の人々。
震災後から時間が止まったかのような状況下、厳しい現実を目のあたりにして新たな選択を求められはじめています。
ある年金暮らしの老夫婦の家。それは70坪の大きな住まい、しかも少し直せば住める家。
けれどもこの冬は特に雪下ろしで往生し、子どもも巣立ってしまった今では、いささかもてあましてしまう状況です。

長岡市に吸収合併となった山古志は、来年9月の一斉帰村を目指す中、家の玄関前まで来てくれていた村の除雪が、もう公道しか行われなくなります。
また、町内のいくつかの簡易郵便局は閉鎖される方針が打ち出されるなど悩める老夫婦の今後に、更に厳しい追い討ちがかけられはじめました。
自宅から数百メートルのところにあったその簡易郵便局が閉鎖されれば、今度は年金を受け取るために10キロという道のりを標高差200m余り下がって行かねばならなくなります。
そんな状況が村の人々の人生設計を大きく変えてしまうようなプログラムが次々発表されはじめました。

「山古志に帰ろう」のスローガンとは裏腹に、10年先20年先を前倒しにした過疎化が進行しつつある予兆を感じずにはおられない、穏やかなご夫婦の言葉には言いようのない諦めを気持ちも感じられ、心が痛みました。

効率化の名の下に行われる容赦なき選択と集中。そんな中進む高齢化。
田んぼも放棄され、養鯉池も放棄される危険性をはらむ厳しい現実。

山古志の人々の苦しい選択の戦いは、いま始まったばかりです。

新潟事務局より
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地震による継ぎ手及び筋交いの破損状況

2005/06/21 23:47
1.蟻継ぎのほぞの脆弱さ
 地震による横揺れにより蟻継ぎのほぞ部が引き抜かれています。

2.筋交いが柱に足払いをかけ建物を壊す状況
 地震の際、筋交いが壁を変形させまいと耐える力に柱足元の接合部が耐え切れず、破損した状況です。
耐力壁を設ける場合、壁の周囲の接合部強度が如何に重要かを示しています。

新潟事務局より

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*編集部より

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被災住宅修復のプロセス8 − 揚げ家がなった旧栃尾市の民家

2005/06/21 23:15
長岡市(旧栃尾市)平地区にて、築102年の民家の揚げ家がなりました。
これから不同沈下した基礎の修復工事に入ります。

「壊しなされ!」コールの中、お施主さんが発した
「じゃあこれと同じの建ててくれるかい?」
という言葉に動かされた大工さん。
 3月の修復説明会でも協力いただいた新潟の曳家さんに仕事を依頼されました。

伝統構法・通し貫工法でありながら、全くといって良いほど壁が落ちず無傷に近いところに、つくりの良さが現れています。

新潟事務局より

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*編集部より

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応援大工さん

2005/06/06 23:06
 KARTH地震ネットの大工さん募集のチラシをみて、、滋賀の大工さんが被災地に応援に来てくれました。
「職人のこころは一つ」と感謝しきりです。
 6/2に現地入りしておられる大工さんと、小千谷市で初めてお会いしました。
京都市東山の理髪店で「大工さん募集」のチラシをご覧になられ、参加を決意されました。
先週末より約3週間の行程で、被災地の新潟県小千谷市にお出でいただいています。
 道具箱と身廻品だけを持ち、夜行高速バスとJRを乗り継いで来られました。
この大工さんには、築40年以上経った伝統構法の船櫂づくりの民家の修復工事にお入りいただき、受け入れの工務店さんも大変お喜びのご様子です。
「遠くから来ていただいても職人の心は通じ合っている」と奥さんも笑顔でおられ、皆でKARTHの皆様のお働きとネットワーク力に感心しきりです。

新潟事務局より

「住込みで動ける大工さん募集」のチラシ

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※編集部より
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