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みんなの建ておこし記事へ


川に向かって最大45cm沈下した民家の修復

2006/08/17 22:44
旧山古志村 間内平(まないひら)にある民家の修復の様子である。
川に向かって最大45cm沈下した民家の姿(写真1)は
山古志に入る誰もが目にしてその行方を注目していたが、その工事が先月より始まった。

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鋼管杭を打ち込む支持基盤は、川床のレベルよりさらに深い10mにあったが、約1間ピッチ、建物下24箇所に支持層まで打ち込まれた杭を支持に用いて、レベルまで丸一日かけてそろそろと持ち上げられた。
連動ジャッキによって約480トンの建物の持ち上げられた様に、道行く車も目をとめていた。
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お福酒造本宅修復工事(下げ方)

2006/08/17 22:38
田の字型に配置した300×550の地中梁に架けた全面耐圧板が再生される茅葺き民家の新たな基礎となる。明治期の修復で1寸ほどに短く切られてしまったホゾがこの度の修復で新たに刻まれ、数十本の柱が土台の上にきしみ音を立てながら一斉に降りていく様は、まさに場数を踏んだ職人ならではの見事な技。圧巻であった。
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6/4「被災住宅修復工事見学会」

2006/06/20 00:02
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旧山古志村の入り口、長岡市横枕町のお福酒造ご本宅で去る6月4日行われた、震災被災家屋の修復見学会には、県内外を含め多数のご来場をいただきました。
 250年前の建物の現状、いにしえ人が苦労してつくりあげた250年の歴史と共に、震災で伝統構法がいかに振舞ったかをつぶさにご覧いただきました。
昭和4年という戦前の風雲急を告げる内容の書かれた新聞が、重ね貼りされた壁の下張りで見つかったり、棟札を興味深く見ておられたり・・・。
しかし何と言っても、これだけの建物がどうやって揚がるのかということに興味を示された方が多いようでした。
市街地など密集した地域では、一度壊せば法規制により再建できない地域も多く、その点注目される工法だと評価される、町並み保存を考える人からの声もありました。
 ご来場者の中には、長年傾斜地に建っていた建物が傾いたものをどうしたらよいかといった、むしろ、被災地支援の届かなかった地域からの相談もありました。


KARTH地震ネット本部より

 会場建物を見学させていただき、伝統木造建築の懐の広さを痛感すると共に、様々な困難を乗り越えて、被災住宅の修復を決意し、再生に向けてがんばっておられる施主を含む多くの関係者の方々に敬意を表したいと思います。
KARTH地震ネットが立ち上がって約1年半。
「全壊判定建物でも修復によって再利用できる方法があること」の知識は、マスコミ等のご協力もあり、かなり地元に広がったと思いますが、11年前の阪神・淡路大震災時と同様の建築的課題が繰り返し見られた中で、いろいろな意味で建築設計・施工者サイドの社会的責任の重さを痛感しております。

 山古志地区は、震災約1年半後の現在も、通行規制中、道路復旧工事中の段階で、電気・水道等のライフラインの復旧工事はまだ先になるようです。地震によって崩れ荒れた山々が元の姿に戻るまでに何十年の歳月がかかるのでしょうか? 

暮らし・生業が土地と密着した山間部の急傾斜地の大規模地盤災害地域の復興については、国レベルの長期的・本格的支援がなければ復興は困難と思われる中、今後は、国・自治体・学会等の対策・動き等の情報もKARTH地震ネットの中で併行して紹介できるようにしたいと思います。
これらの情報を継続的に募集いたしますので、ご協力いただける方はご連絡下さい。

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新潟県中越地震 被災建物・住宅修復見学会のお知らせ

2006/06/01 20:30
震災2年目におよぶ長い仮設住宅でのお暮らし、ふるさとの山への思いとご心労をお察し申し上げるとともに、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、震災二年目のこの時期、被災しながら、なおも二度の大雪を経て耐え残った建物をどうしたらよいのか、建て替えと修復とどちらが得なのか。お悩みの方々がまだ多いとお聞きしています。 
住宅、農舎、車庫、養鯉場、越冬施設・・・今、もしも、潰れずに残っている建物であれば、そのほとんどが壊さずに済むものと言っても、決して過言ではありません。「修復」は、経済的なご負担を少なくするばかりではなく、先代の苦労に報い、なおかつ地球温暖化防止にもつながります。
 そんな折、このたび地元お福酒造様のご協力を得ながら、これまでの新潟県中越地震被災建築の修復支援活動で明らかになってきた修復技術の公開見学会・修復相談会を開催いたします。なお、当日は先人の暮らしの知恵と古い民家に隠された様々な魅力を見直すクイズラリー(お土産つき)も行います。皆様のご来場・ご見学をお待ちしております。

近畿ろうきん阪神・淡路大震災10年事業・近畿ろうきんNPOアワード助成事業
「震災被災住宅修復技術の普及・啓蒙プロジェクトー中越より全国につなぐ震災の教訓」

新潟県中越地震
被災建物・住宅修復見学会のお知らせ
中越での修復事例同時公開 
6月4日(日) 10:00〜17:00
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1.会場 長岡市横枕町606
  お福酒造様ご住宅

(JR長岡駅より高龍神社・蓬平温泉・村松町行きのバス乗車、「横枕」バス停下車1分。バス所要時間約20分。
関西方面より夜行バスでお出での方は、新潟駅発着でご予約いただければ長谷川さんの車で現地へご案内します。
(阪急高速バス TEL06−6866−3147)

2.内容(ご見学・相談は無料です)
【見学会】地盤災害で大きな被害を受け、現在修復中の建物をご見学いただけます。

【展 示】新潟県中越地震被災地での、実際の家屋修復事例の写真展示
「地震発生時より強く!」をめざした、耐震補強のしかたについて

【相 談】実例を踏まえた修復コストも含めた個別のご相談。
お抱えの大工さん、工務店の方との建物修復のしかたについてのご相談。
また必要に応じて建物の実地調査と診断・ご相談も行います。

【クイズラリー】先人の暮らしと知恵、古い住まいに隠された魅力について、楽しみながら、ちょっと見直してみませんか(正解者の方にはプレゼントつき)。
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断崖上に立つ民家修復はじまる

2005/11/09 19:00

山古志も急速に色づきを増し、気の早い木々は黄葉を風に散らしておりました。

そんな中で、山古志池谷地区の民家の修復工事がはじまりました。
冬仕舞いまであとわずかという状況下、倒壊した下屋部分の切り離し撤去し、
断崖上に辛うじて残っていた本屋の一部を曳家移動・回転させての再生です。
中越地震の震源地から5キロ足らずという、この地で烈震に遭遇しながら、石場建ての足元解放による免震機能、多関節通し貫伝統工法のよさが奇しくも証明された建物と言えるものです。
 他の多くの建築物が倒壊、もしくは震源方向に向かって大きく傾いたままである中で、歪みも全くないのがまさに奇跡的です。

 曳家ののち、大工工事による耐震補強、落雪式の屋根に葺き替えをして来春の修復を待つ予定です。

断崖上に立つ民家修復はじまる

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旧山古志村大久保地区にて修復工事第一号始まる

2005/10/06 21:38
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まだ電気も水も通らない旧山古志村大久保地区で修復工事第一号が始まりました。
家屋全壊率100%、うち完全倒壊が6割に近いこの地区ではじまったのは、家財をしまい、家屋を片付けるための耐雪型車庫の修復です。 本来農機具を収め収穫された米を乾燥・保管する作業所ですが、これが助かっただけでもうれしいと、被災者のホッとした表情に小さな希望の光が差しています。
 来年に持ち越される集落再生の道ですが、むらの入り口にひとつ修復が成った小さな車庫があるだけでも、皆の励みになってくれると良いものです。
今年は遊んでしまった農業機械(ブルーシートがかけられている)、来年は働いて欲しいものです。

1:アンダーピーニング工法(打ち継ぎ式鋼管杭)による基礎底盤からの建て起こし

2:「直るよ!」と聞いて、遠く首都圏からもご兄妹が駆けつけてくれた

3:道路レベルまで、起こし揚げられた車庫(右側)



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被災住宅修復のプロセス10 − 薬液加圧注入による建て起こし

2005/07/18 09:39
 被災住宅修復のプロセス9の続報です。

薬液加圧注入による建て起こし

 小千谷市上の山の断崖の上に建つこの建物。
地盤が一部崩壊し、建物の基礎足元から流れかけた50坪ほどの住宅である。
基礎底盤の全体二十箇所近くに鋼管杭を打ち継ぎ、持ち上げようとしても、高床式車庫になっている広い基礎底盤全体を揚げるのは困難である。
 ここでは25トンジャッキをおおむね1間ピッチで並べ据え、それを併用しながら、毎分20リットルというゆっくりした速度で、特殊な薬液を土中へ加圧注入。
そろりそろりと、基礎ベース、地中梁、スラブも全て一緒に揚げていく。

 地中の細かな砂利の空隙のなかに薬液を加圧浸透させ建物を揚げていくこの技術は、トンネルやダム工事等で40年以上前からあった土質改良技術を応用したものだという。
住宅修復では最新技術に類するもので、鋼管杭、地中パイル工事に勝る安定性がある。 
昨年の福井県美山町の水害では、流されかけた家がこの薬液により固められた地盤に助けられ、辛うじて難を逃れたという例もある。

 着工以来約半月を経て、建て起こし工事は、基礎に無数に入ったクラックに、エポキシ樹脂を充填することでひとまず完了する。
このあと大工工事が引き続き行われるが、費用はそれらを含めても、同程度の住宅を新築する場合の、約1/3程度で住むものと思われる。

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*編集部より
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修復か、それとも解体か?せめぎあう山間集落の民家

2005/07/04 10:33
小千谷市塩谷地区の民家
離村を考える世帯が半数を超えた塩谷地区。
先月行われた復興ボランティアの際に相談を受けた民家で、これは左側の作業小屋を切り離し解体し、修復がきまったとのこと。 この家のほかに隣宅の伝統工法の民家も修復が決まった。
 4名の尊い命が失われたここ塩谷地区では、すさまじい勢いで解体のすすんでいるが、「修復」が地域の人々の目に触れることで、厳しい面持ちの人々の気持ちが少しでも変わり、復興のあり方の流れが変わることを祈らずにはおられない。

栃尾市栗山沢の民家
栃尾市街地から8キロほど山越えをしながら入った栗山沢地区。木の家ネットの有志が昨秋復興支援を行った半蔵金地区とは山を二つ隔て、10世帯二十数名が暮らしていた集落である。今日はその中で「集落の人口の1/4を占める」という大家族、Sさんの家の修復相談を受け訪れた。農舎、車庫、住宅の修復にどれだけお金がかけられるか?
現金収入の少ない中山間地における復興のあり方、生々しい現実がここで示されることになる。

栃尾市栗山沢のお宮様
昨日の集中豪雨で集落に通じる国道が交通止めになり、つづら折りの山道を迂回しながら、
ようやくたどり着いた。いかに守ることができるかと、心を悩ませるムラの鎮守様である。
総世帯10では修復のために皆が協力しても、せいぜい20〜30万が集まるのが精一杯だろうという。
自宅より何より、このお宮様の修復と、倒れかけた鳥居の危険防止措置のことだと真っ先に案内された。

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*編集部より
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被災住宅修復のプロセス9 − セメントミルク加圧注入による建起こし

2005/06/28 22:34
中越の被災地小千谷市で、最新技術を用いたRC高床式住宅の建起しが始まります。
基礎ベース、1階部分の車庫の土間部分も一体のまま、薬液の加圧注入によって、ゆっくりと建物を起こして行きます。
七つ道具の「てこ」も「ころ」も使わない、進化した曳家さんの技術です。

今回の住宅は、斜面上に建っており、最大沈下量が20cmあります。
基礎には大きな亀裂がいくつか走っていますが、これも建起こし&レベル修正後に修復します。
新潟に1社しかないという特殊技術を持つ専門会社に修復していただき、強度の問題もクリアします。

大工さんの最終仕上げ工事を加えても、費用は新築の1/3以下で抑えられる見込みです。今回のの建ておこしに使われる技術は、福岡・玄界島でも応用可能です。

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*編集部より
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被災住宅修復のプロセス8 − 揚げ家がなった旧栃尾市の民家

2005/06/21 23:15
長岡市(旧栃尾市)平地区にて、築102年の民家の揚げ家がなりました。
これから不同沈下した基礎の修復工事に入ります。

「壊しなされ!」コールの中、お施主さんが発した
「じゃあこれと同じの建ててくれるかい?」
という言葉に動かされた大工さん。
 3月の修復説明会でも協力いただいた新潟の曳家さんに仕事を依頼されました。

伝統構法・通し貫工法でありながら、全くといって良いほど壁が落ちず無傷に近いところに、つくりの良さが現れています。

新潟事務局より

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*編集部より

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タイトル 日 時
被災住宅修復のプロセス7 − 川口町の復興風景
川口町の復興風景 ...続きを見る

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2005/05/22 23:58
被災住宅修復のプロセス6 − 鋼管杭による建ておこし
鋼管杭による建ておこし ...続きを見る

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2005/05/22 23:51
被災住宅修復のプロセス5 − 曳き家
・新潟事務局より  修復工事も、状況に応じたさまざまな工事のスタイルをお伝えできるほどになるまで、あちこちで建て起こしが本格化してきました。 また建て起こし工事にも向かうことも出来ない、全村避難の山古志村(いまは長岡市)の被災住民からも、曳家さんが直接相談を受けるまでになってきました。 メディアの力もさることながら、被災者の方々にいくつかの現場で、実際に起こしているところを見ていただき、ある種の希望の光を感じてもらえる現在の状況は、震災発災以後のはじめて感じる喜びのときでもあります。 ... ...続きを見る

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2005/05/22 20:51
被災住宅修復のプロセス4 (新潟県中越地震情報)
修復の動き、着々とひろがりをみせてきました。 激震ゾーンのひとつ、川口町和南津は今、建起こしのラッシュです。 半径わずか100mの区域で、4軒の修復が曳家さんの手によって競い合うように進められています。 ...続きを見る

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2005/05/13 22:39
被災住宅修復のプロセス3 (新潟県中越地震情報)
4月23日にお知らせした住宅のその後の修復状況です。 ...続きを見る

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2005/04/30 13:23
被災住宅修復のプロセス2 (新潟県中越地震情報)
 新潟事務局にて、昨日(4月21日)まで被災家屋の修復相談と着工の目処のついた2棟の段取りを行っていました。 その活動の状況を写真にてお知らせいたします。 ...続きを見る

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2005/04/23 00:27
被災住宅修復のプロセス1.スタート  (新潟県中越地震情報)
被災住宅修復の情報第1段です。 ...続きを見る

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2005/04/12 21:21
建ておこし第一号のお知らせ(新潟県中越地震情報)
建ておこし第一号のお知らせ(新潟県中越地震情報) 1)新潟事務局からのコメント  私の中越での経験では、被災地の行政は制度的支援、被災者給付金の配分に手一杯です。また、実働部隊もインフラ整備に手を取られ、住まいの修復や、個人の収入源確保にまで手を貸すことは難しいと思われます。 まず現地に向かい、現地活動のボランティア部隊と共に「顔の見える支援」をすることで見えてくるものがあるように思います。 ...続きを見る

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2005/04/07 19:40

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